鼻編

「スギ花粉症が起こる前の時期に薬を飲むと 症状があまりひどくならない」といった話を聞いたことがありますが どういった治療でしょうか?

これは「花粉症の初期治療」とか「予防的投与」といって 花粉が本格的に飛散する前に抗アレルギー剤を服用する方法です。

当医院では 一般に花粉が本格的に飛散する約2~3週間前から患者さんが普段の 1/2前後の量の抗アレルギー剤を服用していただくようにしております。抗アレルギー剤は以前患者さんの最も有効であった種類を選択していただくとよいと思います。


4才の男児です。風邪をひいたりすると黄色い鼻汁が出ますがうまく鼻がかめません。鼻のかみ方はどうやって教えたらよいでしょうか?

鼻汁は鼻や副鼻腔の炎症の産物です。
そういった物質が鼻内に長く留まるとその中で病原菌が繁殖したり、また中耳炎の原因となります。またいびきや鼻づまりの原因ともなります。

上手な鼻のかみ方は
1)片方ずつ軽く鼻を押さえてかむ
2)鼻をかむ前に軽く息をこらえてみる
3)軽くフン、フンとゆっくり空気を出すようにしてみる
とうまくいくようです。

またよくない鼻のかみ方は
1)両方の鼻を押さえて強くかむことです。

もし上手にかめないお子さんや乳幼児で鼻がつまってうまく母乳が飲めないお子さんは耳鼻科やご家庭で処置をしていただくといびきや中耳炎の予防になると思います。


3才の女児です。最近左側の鼻のみ黄色い鼻汁が多いようです。1週間ほど抗生剤とアレルギーのお薬を服用しておりますが、あまりよくなっていません。なにか他に原因があるかどうか心配です。

鼻汁は風邪や鼻アレルギー、副鼻腔炎の産物です。
しばらく小児科などのかかりつけの先生のご指示でお薬の服用を続けていただいて様子をみていただいてよいと思います。

ただ乳幼児のお子さまで鼻の中に異物(紙やシール、豆など)を入れたままの場合もあり、もし悪嗅のある黄色の鼻汁が続くようでしたら一度耳鼻科の先生のご診察を受けていただき、鼻処置と異物の有無の確認をされると安心です。


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