4才の子どもが風邪で受診したら「クループ症候群」疑いと言われました。
4才の男児です。風邪をひいた時に急に咳がひどくなり「ゼイゼイ」といった息をして苦しそうでした。小児科の先生にご相談をし、吸入をしていただいたら症状が軽くなりましたが「クループ症候群」疑いと言われました。普通の風邪とはどう違うのですか?
まず「クループ症候群」とは風邪のウイルス感染などによって喉頭の声帯部分やその下の部分が腫れて呼吸が出来なくなる状態です。
音は犬の遠吠の様な咳発作です。声がれ(嗄声)もあり、「ヒュ-ヒュ-」ということもあります。
治療は吸入療法や薬の内服などで症状は軽快しますが、あまり苦しいようならば入院することも珍しくありません。一
般に3才から4才までの子供に多いとされており、また季節は秋から冬にかけてが多いとされています。一般の風邪症状と異なって咳や呼吸症状が急激に悪化することが多く注意が必要です。