11才の男児です。昨年末より左の耳下腺炎を繰り返しています。「おたふく」の予防接種はすませています。小児科では反復性耳下腺炎と診断されていますが 大きくなったら治るのでしょうか。また炎症を予防する方法はあるのでしょうか?

基本的には大多数のお子さまの炎症は大きくなれば(大体10才までが目安ですが)治ります。ただ11才という年齢を考えますと長期にわたって繰り返す可能性があります。

病気自体の原因ははっきりしていませんが口の中の弱い細菌(常在菌といいますが)が感染の原因だろうと言われています。
炎症の予防のためにうがい、歯磨きをきちんと施行したり、虫歯の治療も大切です。慢性扁桃炎や小児副鼻腔炎も原因として考えられます。まれに唾石(唾液腺に石がたまる病気)や他の疾患もあり、注意が必要です。

症状が出現した場合は抗生剤や消炎鎮痛剤の投与、内服が有効ですが確定診断としては耳下腺造影といった造影剤を使った検査方法やCT、MRIなどの画像検査法などがあります。
現在はファイバーを使用した唾石除去手術も開発されておりますので唾石症(疑い)の患者さまは基幹病院・大学病院でのご相談をお願いしております。


現在3才のこどもがおります。先日友だちから「あまりテレビやビデオなどは見せない方がいい」と言われました。番組の内容などでいろいろと考えてはおりますが、どの位の時間ならば見せてもいいのでしょうか?

先日も同様のお話が小児科の先生との話題に上りました。みなさんもいろいろなご意見がありましたが一つの目安としては下記のようなご意見でした。

1)2才まではテレビの視聴は控えましょう。
親との遊びを大切に子供はなんでも喜びます。積み木やママごとセット、プラスチックのコップでも。
でも無理はしないで、出来る範囲で。

2)テレビ、ビデオは1日2時間まで。
食事中、授乳中の視聴は止めましょう。
一回の長い視聴は出来るだけ避けましょう。
実際にはテレビなど無しではお母さまもお子さまとの時間が過ごせません。やはり15~20分づつなどと時間を区切ってみてはいかがでしょうか?


4才の男児です。公園で元気で遊んでいますが、昨年は蚊などの虫に刺されてかなり赤く腫れました。ご近所のお子さんは水泡が出来てしまったとのお話でした。なにかよい予防法や処置などはありますか?ぜひ教えてください。

今年の夏は暑くまた長期間続くとの予報です。お子さまも公園や海で元気に遊んだり、泳いだりとご予定があると思います。虫刺されの予防と対処方法の一つの目安としては下記のようなものがあります。

1)虫よけスプレーや虫よけテッシュ、携帯蚊よけ器。
虫よけスプレーはお子さまの顔などには直接かけないで。誤って吸い込んでしまうことがあります。まずお母さまの手や布にかけてから顔や首筋に塗って下さい。最近はテッシュタイプの虫よけもあります。外出から帰ってから必ず洗い流しましょう。

2)もし虫に刺されて腫れてしまったら。
もし蚊に刺されて赤く腫れてしまったらまず冷たい水かタオルで冷やしてみて下さい。そしてもしご自宅に弱ステロイド軟膏などがあれば応急処置で薄く塗ってみて下さい。もし化膿するようならば早めに皮膚科の先生のご指示を仰ぐ事が大切です。
また虫刺されの部分に水泡形成があれば至急に皮膚科、小児科の先生のご診察をお勧めします。最近虫刺されのアレルギー疾患や発作の児童が増えております。アレルギー検査が必要のことがあります。


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