4才の男児です。風邪をひいたりすると黄色い鼻汁が出ますがうまく鼻がかめません。鼻のかみ方はどうやって教えたらよいでしょうか?

鼻汁は鼻や副鼻腔の炎症の産物です。
そういった物質が鼻内に長く留まるとその中で病原菌が繁殖したり、また中耳炎の原因となります。またいびきや鼻づまりの原因ともなります。

上手な鼻のかみ方は
1)片方ずつ軽く鼻を押さえてかむ
2)鼻をかむ前に軽く息をこらえてみる
3)軽くフン、フンとゆっくり空気を出すようにしてみる
とうまくいくようです。

またよくない鼻のかみ方は
1)両方の鼻を押さえて強くかむことです。

もし上手にかめないお子さんや乳幼児で鼻がつまってうまく母乳が飲めないお子さんは耳鼻科やご家庭で処置をしていただくといびきや中耳炎の予防になると思います。


3才の女児です。最近左側の鼻のみ黄色い鼻汁が多いようです。1週間ほど抗生剤とアレルギーのお薬を服用しておりますが、あまりよくなっていません。なにか他に原因があるかどうか心配です。

鼻汁は風邪や鼻アレルギー、副鼻腔炎の産物です。
しばらく小児科などのかかりつけの先生のご指示でお薬の服用を続けていただいて様子をみていただいてよいと思います。

ただ乳幼児のお子さまで鼻の中に異物(紙やシール、豆など)を入れたままの場合もあり、もし悪嗅のある黄色の鼻汁が続くようでしたら一度耳鼻科の先生のご診察を受けていただき、鼻処置と異物の有無の確認をされると安心です。


15才の男子中学生です。以前よりアレルギ-性鼻炎の鼻閉まりがひどく、たびたび耳鼻科でお薬と点鼻薬を処方していただいております。
最近アレルギー性鼻炎の治療でレーザー治療が有効と聞いておりますがいったいどんな治療でしょうか?それは簡単にうけられるのでしょうか?

数年前よりアレルギー性鼻炎の鼻閉まりにレーザー治療が使用されるようになっております。初期の頃は各種のレーザー治療法がありましたが、現在はアレルギー性鼻炎の治療には炭酸ガスレーザーを使用することが主流になってきたようです。
鼻粘膜への処置時間も片側約15~20分前後で、外来での表面麻酔下で充分可能です。
年齢も10才前後から可能ですが当医院では現在基本的には15才以上としております。(体格や症状によっては15才以下でも考慮いたします。)

炭酸ガスレーザー治療の効果は鼻粘膜の表面を薄く処理することによって鼻閉まりや鼻汁過多を軽減することですので 基本的にはアレルギー性鼻炎を根本的に治癒させるものではありません。
しかし花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎の鼻閉や鼻汁過多には有効で1~2回の処置で効果があります。
もしご希望の患者さまは一度当医院へご相談ください。


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