鼻編

15才の男子中学生です。以前よりアレルギ-性鼻炎の鼻閉まりがひどく、たびたび耳鼻科でお薬と点鼻薬を処方していただいております。
最近アレルギー性鼻炎の治療でレーザー治療が有効と聞いておりますがいったいどんな治療でしょうか?それは簡単にうけられるのでしょうか?

数年前よりアレルギー性鼻炎の鼻閉まりにレーザー治療が使用されるようになっております。初期の頃は各種のレーザー治療法がありましたが、現在はアレルギー性鼻炎の治療には炭酸ガスレーザーを使用することが主流になってきたようです。
鼻粘膜への処置時間も片側約15~20分前後で、外来での表面麻酔下で充分可能です。
年齢も10才前後から可能ですが当医院では現在基本的には15才以上としております。(体格や症状によっては15才以下でも考慮いたします。)

炭酸ガスレーザー治療の効果は鼻粘膜の表面を薄く処理することによって鼻閉まりや鼻汁過多を軽減することですので 基本的にはアレルギー性鼻炎を根本的に治癒させるものではありません。
しかし花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎の鼻閉や鼻汁過多には有効で1~2回の処置で効果があります。
もしご希望の患者さまは一度当医院へご相談ください。


25才の一児の母です。妊娠中にスギ花粉症となってしまいましたがどうもスギの花粉が飛散する前の時期でもアレルギー性鼻炎や眼の症状が現れます。スギ花粉以外にもこの時期花粉症があるのでしょうか?またどんな花粉症が考えられますか?

当医院は名古屋市天白区にありますが 最近開発が進んで来たとはいえまだ緑や空地などもかなり残っております。近隣に「梅森」や「梅ケ丘」といった地名もあり、以前には当医院の周囲にも梅の木がかなりあったように記憶しております。また農業センターなどには梅林もかなり残されております。

例年2月10日前後に白梅、紅梅なども開花しており、この前後にアレルギー性鼻炎にて受診された患者さまも少なくありません。お話ではスギ花粉の飛散する以前にアレルギー性鼻炎や眼症状が出現するとのお話しですが もし近隣に梅の木があるようでしたら開花時期はいかがだったでしょうか?
現在はあまり検査キットが広まっていませんので検査ではっきりとしたご指導は出来ませんが可能性はあると思います。

治療としてはスギ花粉症と同様に耳鼻科、眼科にご相談されるとよいと思います。
ただ梅の花粉はあまり多量ではなく、また飛散距離も少ないようです。内服療法、外用薬(点鼻、点眼薬)、ネブライザーなどがありますが、眼鏡、マスクをかけていただくことも有効です。


25才の主婦です。2~3年前より春先のアレルギ-性鼻炎(スギ花粉症)がひどくなっています。
来年のスギ花粉症の時期に備えて早めにレーザー治療を受けたいと思いますが、いつ頃からできますか?また何回くらい必要でしょうか?

基本的にはスギやヒノキの花粉症の時期が終了すれば可能です。5~6月以降でしたらレーザー治療を受けていただけます。

レーザー治療はスギやヒノキの花粉の飛散時期にも受けていだだけますが、患者さまにはやはり花粉症の時期前に治療を受けていただくとより楽にすごしていただけますし治療効果も高いと考えます。
受診時期についてですが来年のスギ、ヒノキ花粉症に対応していだだくためには、レーザー治療を受けていただく時期としては遅くとも10月上旬から来年1月初旬までがよいと思います。

当医院ではレーザー治療を主に1回療法としてご説明しておりますが、もし鼻所見や症状の強い患者さまにはスギ花粉症の発症時期まえに2回目のレーザー治療を考慮しております。したがって1月初旬までの治療をお勧めいたしております。

レーザー治療は通年性のアレルギー性鼻炎にも有効ですが、患者さまによっては有効度や継続期間に個人差がありますので上手に治療を受けていただき、スギやヒノキの花粉症の時期をより快適にすごしていただけたらと願っております。


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