75歳の女性です。4月上旬頃から毎朝4時ころから急に鼻がムズムズしてきて鼻水が出るようになりました。そのうちにくしゃみ発作が出たり、耳の中も痒くなってきています。スギ花粉症か?と思い近くの内科で抗アレルギ―剤を処方していただき一旦は軽くなりましたがすぐに再燃してきますし6月になっても症状は持続しています。原因は他にあるのでしょうか?

 最近急にスギ花粉症が発症したか?とのお話でしたが 一度血液検査などでアレルギー検査は必要か?と思います。ただ6月にも症状が継続しているとのお話ですので単純なアレルギー反応ではなさそうです。特に早朝に症状が強いとの訴えですので血液検査などでアレルギー反応がないようでしたら「血管運動性鼻炎」または「温度差過敏症」といった状態ではないか?と考えます。皮膚科領域でも「寒冷蕁麻疹」といった状態もありますので 早朝や室内外の温度変化が大きい状態の時にアレルギー症状が強く出現すると考えられています。鼻炎症状には抗アレルギー剤の適切な服薬指導で改善が認められますが、ただ完治はむつかいしいことも多くまずは耳鼻科での診察と治療指導を受けていただくことをお勧めします。


 16歳の男子高校生です。2日前にテニスの部活中にボールが目に当ってからなんとなく目の具合が悪い感じです。眼科に受診しましたら先生から耳鼻科にも相談をしてほしい、目の周囲に心配があると紹介状を書いていただきました。目の周囲の脂肪が出ている疑いがあるがしばらく様子を見てもよいと言われましたが少々心配です。

 テニスボールが目に当ったとのことですが、眼科領域(眼球自体や網膜など)に問題がないとのことでしたら眼窩内組織(眼球を取り巻く脂肪、筋肉など)が薄い骨を突き破って眼窩外に飛び出た状態と推測されます。目を動かす筋肉を巻き込んだり、視力低下などの機能障害を疑う場合は早期の手術療法が必要とされる場合があります。ただお話ですと物が二重に見えたり、眼球運動障害などは無いようですので眼科、耳鼻科の先生のご診察、経過観察でも可と思います。ただ症状が早期に出現する場合と後期(3~4週間後)に出現する場合もあり、MRIなどの画像診断が必要なこともあります。


60歳の男性です。3か月ほど前より手と足の裏に小膿胞が出来ました特に足の裏は多くあり、歩行時に痛みが出ます。皮膚科に相談しましたところ「掌蹠膿疱症」と診断され軟膏処置などを続けましたが一旦は改善傾向にありますが再燃しており完治しておりません。どういった病気でその他の治療法はありますか?

 「掌蹠膿疱症」とは手のひらや足の裏に水ぶくれは小さい膿の包ができる病気です。繰り返すことが多く、鎖骨、肋骨、胸骨の関節痛がでることも多いといわれています。発症は30代より起こると言われていますが20代の患者さまも多くみられます。原因の詳細は不明ですが多くは扁桃炎、副鼻腔炎、歯肉炎などの細菌感染とそれに伴うアレルギー反応が原因ではないか?と指摘されています。また金属アレルギーも症状を悪化させるともいわれています。治療としては軟膏処置や紫外線治療などもありますが難治性や再燃性の強い状態ですと基礎疾患の治療がある場合は副鼻腔炎(投薬・手術)や扁桃炎(扁桃摘出術)の治療は重要です。特に習慣性扁桃炎の既往があるようでしたら耳鼻科での精査をお勧めします。


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