60歳の男性です。3か月ほど前より手と足の裏に小膿胞が出来ました特に足の裏は多くあり、歩行時に痛みが出ます。皮膚科に相談しましたところ「掌蹠膿疱症」と診断され軟膏処置などを続けましたが一旦は改善傾向にありますが再燃しており完治しておりません。どういった病気でその他の治療法はありますか?

 「掌蹠膿疱症」とは手のひらや足の裏に水ぶくれは小さい膿の包ができる病気です。繰り返すことが多く、鎖骨、肋骨、胸骨の関節痛がでることも多いといわれています。発症は30代より起こると言われていますが20代の患者さまも多くみられます。原因の詳細は不明ですが多くは扁桃炎、副鼻腔炎、歯肉炎などの細菌感染とそれに伴うアレルギー反応が原因ではないか?と指摘されています。また金属アレルギーも症状を悪化させるともいわれています。治療としては軟膏処置や紫外線治療などもありますが難治性や再燃性の強い状態ですと基礎疾患の治療がある場合は副鼻腔炎(投薬・手術)や扁桃炎(扁桃摘出術)の治療は重要です。特に習慣性扁桃炎の既往があるようでしたら耳鼻科での精査をお勧めします。


 50歳の女性です。幼少時より腎臓病があり尿タンパクが出ております。口嗅があるので耳鼻科の先生に伺いましたら腎臓病に関係があるので再度内科(腎臓病担当)へのご相談、精査を進められました。どういう関連でしょうか?

 腎臓の機能として一番大切な働きは血液の中の老廃物をろ過して尿として体外に排泄する機能です。腎臓の機能が低下すると体内に尿毒性物質が蓄積されてそれが口や汗から異嗅を放つといわれています。それはアンモニアや尿素といった成分を中心として排泄されるので「オシッコ嗅」ともいわれます。対処として腸粘膜から血液中の尿毒素を吸引除去して糞便に排泄する方法もありますが まずは腎臓内科の専門医に再度ご相談、診察をしていただき治療、経過観察をお勧めします。


 12歳の次女です。4月より新中一ですが新学期の1週間くらいから頭痛、吐き気、倦怠感が強く、登校が出来ない状態です。小児科や耳鼻科を受診しましたが 両科で「起立性調節障害」と診断されました。どうしたら症状が改善するのでしょうか?

 「起立性調節障害」とは思春期に多くみられる疾患(病状)です。中学生の約1割くらいといった報告もあります。「立ちくらみ、めまい、倦怠感、食欲不振」などといった症状が現れます。自律神経がうまく働かず、起床時に脳や全身への血液循環が低下する状態といわれています。また午前中に症状は強いですが午後には体調が改善する傾向があるために「怠け」といわれるために症状が更に悪化することも多いようです。治療としては1)生活習慣の改善・・早寝早起き、2)起床時にベット上で座ったままで体操をする。3)食事をきちっと取る などです。検査としては血圧や脈拍の変動の精査や心臓などの基礎疾患の有無などは重要です。血圧を安定させる投薬も必要です。まずは小児科、症状においては耳鼻科や神経内科の専門医との相談も大切です。軽症ならば数か月で改善します。


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